選木実習
4月1日、那賀町内山の切捨間伐の現場で安全集会を行いました。
今回は、『選木』の実習。
苗木を植え、木々の生長とともに枝葉が込み合ってくると、木がうまく育たなくなります。
健全な森林に育てるため、込み合った木と木の間隔を適切に保つ『間伐』をしなければなりません。
その『間伐』をする前に木を見極めるのが『選木』。
残す木と伐倒する木を選ぶ、とても技術を必要とする重要な作業です。
いざ現場へ。
人数が多いので渋滞しています。
実際に検査することを想定して、
自分を中心に釣竿(5m40㎝)でぐるっと円を描いて範囲を確定する場合と、
巻き尺を用いて10m×10mで範囲を確定する場合の2通りのプロット(調査地)を作成し、その中で選木をします。
曲がった木・衰弱木・虫害木・伐採率等様々な要素を考慮してベテランの『山師』にご指導いただきながら選木開始。
間伐により残った木はさらに枝葉を広げることができます。
林内に適度な太陽光が当たり、木々の生長を促進します。
健全な森林を育てるため、間伐の他、枝打ちや除伐等の作業を数年ごとに繰り返します。
長い年月と手間をかけて価値のある『山』を育てていかなければなりません。
そして、価値のある『山』を育てる若手の『山師』も育てていかなければなりません。
そのためにまた来月も安全集会。
何事も繰り返しです。