不思議なカタチ
森林組合の倉庫のそばに生えていた山野草です。
子供の頃、これを見かけるとなんだかとても気持ち悪い感じがしました。
でも、大人になって改めて観察してみると、結構面白い構造をしています。
色も形もとても個性的で、中心にある白い物体も奇妙です。
『雪餅草(ユキモチソウ)』という名前で、中心の物体が雪のように白く、餅のようにやわらかいのでこの名前が付いたとか。
現在、木頭折宇野久保谷に建設中のキャンプ場でも見かけました。
近畿地方の一部と四国に分布し、環境省のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類に指定されている稀少種です。
『雪餅草』のすぐそばによく似た植物が生えていました。後から写真を見比べて別の植物だと分かったのですが、こちらは『マムシグサ』という名前でした。日本各地に自生しています。
名前の印象だけでキレイに見えたり気持ち悪く見えたりしますね(笑)
どちらもサトイモ科の植物で、有毒植物です。イモ状の地下茎も赤い実も食べたらアカンようです。