ミツマタの花
ミツマタの花が満開です。
新緑が芽吹き出す前のこの時期、黄色く輝くような花を咲かせ、山の中でも目をひきます。
ミツマタという名前の通り、枝が3つに分かれていてその先にかわいい花を咲かせます。
那賀町木沢地区のミツマタを植付けし栽培をしてるのが木沢林業研究会。
収穫したミツマタの皮を剥ぎ出荷され、紙幣や和紙の原料となります。
剥いだ後の心材も生け花などに使われているのをよく見かけます。
出荷した心材は、徳島特産の藍で染めたりもされているようです。
収穫してまるごと捨てるところがないのもミツマタのいいところですねぇ。
そして、株元から収穫しても脇芽が元気に伸びて、数年後にはまた収穫ができるのです。
ちょっと黄砂のせい?か霞んでいますが、斜面いっぱいのミツマタ。
山に杉や広葉樹の苗を植えても鹿に食べられてしまうのですが、ミツマタは鹿も食べないのだとか……。
近年はミツマタの群生地の取材や観光のお客様も増えているようです。
昔から栽培されてるミツマタってなんともまぁサステナブル!!!。