少しずつ春へ
今シーズンの冬は寒かったですね。
気象庁の発表によれば、西日本は32年ぶりの寒さだったとか……。
毎朝の通勤も極寒でした。朝の気温とともにテンションも下がります。
我が家のめだかたちもかわいそうに毎日厚い氷の中にいました。
でも、こんな寒い冬だからこそ見ることのできる美しい自然があります。
枯れ枝に、くし型のつらら。切り揃えたように見事な出来栄えです。
写真を撮っている間にも、つららに飲み込まれてしまいそうなほど壮大な景色です。
なぜ…さきっちょだけ枝分かれしたんだろ?
ダムも凍りました。ダムの氷の上に雪が降り、まんまるの円がふたつ。くりくりとした目の顔のようにも見えます。
『昔はよおこおんりょったけどのぉ(昔はよく凍ってたけどね)』と年配の方は言います。もちろん私の記憶にはありません。
でももう事務所そばの梅の花が満開になりました。
『厳冬の試練に耐えて梅開く』
小学生のとき、教頭先生が何十回何百回と繰り返し言ってたことばです。
今日、町内の中学校では卒業式を迎えています。
少しずつ少しずつ春へと近づいています。